国富の話

 

国富とは?

国にストック(蓄積)された財産のことです。

たとえば、日本国の場合を見てみましょう。
日本国が所有している財産がすべてどれだけあるのかを算出したものといえます。

国富は

  • 国内実物資産
  • 対外純資産

の2つの合計です。

  国富 国内実物資産(有形資産)対外純資産

と表すことができます。

 

金融資産は国富ではないのですが、
それはなぜかといえば、
誰かが貸しているお金は
誰かが借りているお金だからです。

つまり、差し引きゼロになります。

よって、金融資産は国富ではありません。

個人や家庭、企業などでは金融資産ももちろん資産です。
今回はあくまでも国の話です。

国内実物資産とは?

結局のところ、国富とは国内にどれだけの希少資源があるかどうか?という点につきます。

国内実物資産は

  • 住宅
  • 社会資本
  • 機械・設備(準固定資産)
  • 再生産不可能な土地
  • 森林
  • 地下資源
  • 漁場
  • 在庫品

などが国内実物資産と位置づけられています。

対外純資産

一方で対外純資産とは何でしょうか。

端的にいえば日本国の場合は

対外純資産=日本国外の資産-海外の日本国内の資産

です。

もう少し詳しく書きますと、

国や企業、あるいは個人が
当国の外国に対して保有する資産残高から
外国人が当国に対して保有する資産残高
のことですね。
ヨソのウチからウチのヨソを引いた感じといいましょうか・・・

まとめ

まとめると

  • 国富はストックのこと
  • 国内全体だと負債は誰かの債権だから
    金融資産はストックではない
  • 国内実物資産は形ある資産
  • 対外純資産はヨソのウチからウチのヨソ

の以上です。

これでもわからないところがあれば、
お気軽にコメントよろしくお願いします。

 

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