さて、2022年8月現在、
7月8日の安倍晋三暗殺事件を受けて、
統一教会に関連する政教分離問題が盛り上がっていますね。
ちょっと政教分離の世界各国の状況について
気になったので調べたことをまとめてみました。
それでは見ていきましょう。
政治と宗教の3つの国家タイプ
政治と宗教の関係には次の3つがあります。
- 融合型
- 同盟型
- 分離型
の3つです。
政治と宗教のタイプ①融合型
日本は大日本帝国憲法下では、国家神道が国家宗教でした。
いわゆる融合型体制ですね。
イギリスもイギリス国教会が、国教として制定されており、
今でもイギリスは政教分離の国ではありません。
わかりやすいのは、バチカン市国ですね。
バチカン市国はカトリックが国教として定められています。
また、中東や北アフリカの国々はイスラム教が国教として、
定められていて、そこの国々も政教分離はしていませんね。
- イングランド
- スコットランド
- モナコ
- ブータン
- スリランカ
- エジプト
- チュニジア
などはこのグループです。
政治と宗教のタイプ②同盟型
ドイツの長い間、政治的指導者として君臨したメルケルが率いていた
「キリスト教民主同盟」というドイツの政党がありますね。
ドイツなどでは
コンコルダートという政教条約が取り決められています。
「宗教と政治は対等の立場であり、
それに同盟しているんだ!」みたいな考え方ですね。
宗教は国家を承認する代わりに、
国家も宗教が教育機関などで布教しても構わない。
というものです。
なので、海外では教育の場でも宗教教育が行われている国は少なくありません。
- オランダ
- ルクセンブルク
- イタリア
- スペイン
- ポルトガル
などもこの政教条約型の国々です。
政治と宗教のタイプ②分離型
分離型で有名な国はアメリカですね。
また、第二次世界大戦後の日本国体制なども分離型の国の代表例です。
個人的には日本皇国化して、日本は神道と仏教をきちんと国教に定めて、
国教以外も信仰の自由を認める形が理想だという穏健的自由主義者です。
ある程度、日本の国粋主義者の要望も受け容れないと支持率得られないので。
国教以外も信仰の自由を認める形が理想だという穏健的自由主義者です。
ある程度、日本の国粋主義者の要望も受け容れないと支持率得られないので。
アメリカやフランスなのでは厳格な政教分離が定められています。
- アメリカ
- フランス
- 日本
- トルコ
- オーストラリア
- メキシコ
などなどの国は政教分離を採択しています。
その他・共産主義国など
共産主義国では無神論が採用されており、
文化や宗教は科学的ではないので否定しています。
また、クロムウェルが率いていた頃のイギリスも禁教的な時代もありましたね。
- ロシア
- 中華人民共和国
- 朝鮮民主主義人民共和国
などは無神論を採用しています。
参考

政教分離原則 - Wikipedia
コメント