皆さんが払っている?税金例えば小学生でもお菓子を買う時に消費税を払っていると思います。何のために税金を払っているのでしょうか?実はお金持ちの方が税金の額は当然のごとく多いです。全体を調整するために仕方ないんですね。そんな税金がどのように使われているのでしょうか?それでは見ていきましょう。
財政の機能
市場経済の矛盾の解消
資源配分調整
企業があまり参入したがらない。市場では提供することがほとんどない。公共依頼を政府が提供する機能を資源配分調整といいます。
所得再分配
累進課税によって高所得者の所得に課税をして、社会保障によって低所得者に移転されることです。累進課税は後の項目で説明します。競争原理の市場では努力しない経済困窮者と努力をいっぱいしてきた資本家との貧富の格差は開く一方です。そのため、あまり努力をしてこなかった困窮者を支えるために、敗者救済枠として、公共財や公共サービスを提供するのが財政の大きな役割です。
経済安定化
景気調整や安定を図る機能です。
フィスカル・ポリシー
フィスカルポリシーとは好況時は増税をし、景気の加熱を抑制するものです。反対に不景気には減税をし、景気の活性化を図るもののことをいいます。
財政の役割
競争原理の市場では、経済困窮者と資本家との貧富の格差は開く一方であるため、困窮者を支えるための「公共財・公共サービス」を提供するのが財政の大きな役割です。
累進課税
累進課税とは所得が増えるに従って税率が上がるという仕組みのことです。
ビルトインスタビライザー
ビルトインスタビライザーあるいは自動安定化装置は経済を安定化させるための自動調節作用のことです。
好景気のときは国民所得が増え、税率がアップし、実質増税になることです。
失業者がダウンし、社会保障給付も減少します。
不況の時は基本的に失業者は増え、社会保障給付金もアップします。さらに国民所得は減り、税率は減り実質減税になります。
これを自動安定化装置と呼びます。この景気の自動安定価装置によって、累進課税と社会保険を財政に組み込んでおけば、自動的に景気が安定するんじゃないかと昔の人が考えたものです。
赤字国債
日本は1998年から金融再生のために公的出勤として多額の赤字国債 (借金)を大量に発行するようになりました。これが財政の不健全化です。
経済や金融を安定させて、国民の生活を守ることは政府の大切な役割でした。
歳出
日本政府の支出を見ていきましょう。政府や地方公共団体の支出のことを歳出といいます。基本的に出て行くお金のことです。
- 1位は社会保障関係費、
- 2位は借金の返済
- 3位は地方交付税交付金
となっています。
歳入
政府の収入のことを歳入といいます。1位は租税です。2位は公債収入、つまり借金が収入となっています。
財政の硬直化
借金の返済が政府の支出割合が大きくなっていくと、財政の支出でが借金の返済だらけになっていき、財政を圧迫します。
これを財政の硬直化と言います
特別予算
省庁が管轄する事業(厚生保険や道路整備など)には特別予算が組み込まれています。一般会計の数倍の規模があり、既得権益の温床との批判が上がっています。
クラウディング・アウト
国債を発行することで、金融市場の資金を吸収していて民間企業と競合になり、民間企業と国の資金繰りが悪化するのではないかという懸念をクラウディングアウトと言います。
コメント