為替相場の決定とその影響-円安なのに上がる理由は?-

為替レートとは?

円とドルの両替比率などを為替レートといいます。
外国為替市場で取引します。

円安・円高

たとえば、
1ドル100円と1ドル140円がありますね。

1ドル100円のほうが円高。
1ドル140円のほうが円安ですね。

140円に上がってるのに、円安それは何故でしょう。

答えは簡単です。

円安ではなく、ドル高になっているからです。

1ドル=100円のとき、
1円=0.01ドルだと思います。

1ドル=200円のとき、
1円=0.005ドルです。

なので、普段我々が見ているのは、
ニュースや為替相場ではドル円相場に関しては
1ドルいくら?としてますので、
あれはすべてドルが基準になっています。

1ドル=100円から1ドル=135円になった。
つまり、これらはドルの価値が上がったのですね。
だから、ドル高円安と言えるのです。

なので、円の価値が下がることを円安といい、
円の価値が上がることを円高といいます。

逆に、ドル円レートの時は、
ドルが上がった=ドル高円安
ドルが下がった=ドル安円高
になったの考えれば、簡単です。

ドル円相場の例

では、ドルのプールと円のプールがあるとしましょう。

以下、ドルプール、円プールとこのブログだけの呼称ですが、いいますね。

円プールからドルプールへお金を移した場合、
ドルプールの水が多くなって、円プールの水が少なくなりますね。

ドルプールの価値が下がって、円プールの価値が上がっています。

これを円高・ドル安といいます。
この行為はドルを円に換えたのですから、
「ドルを売って、円を買って、ドルプールを増やした」と言えます。
ドル売り円買いです。

逆もしかりです。

円を買う理由

円高・ドル安が進む理由は、

  • 日本の輸出が増えたとき
  • 外国企業が日本進出が増えたとき
  • 外国人の日本向け株式投資
  • 外国人の日本への海外旅行
  • 日本人の海外への出稼ぎ

上が総合的に進んでいく時、
円高の方に進んでいきます。

円が減って、円以外が増えるからですね。

円を売る理由

円安・ドル高が増える理由は、

  • 日本の輸入が増えたとき
  • 日本企業の海外投資
  • 日本人の外国人への海外旅行
  • 日本人の海外向け株式投資
  • 外国人の日本への出稼ぎ

上が円安に進む理由です。

円安のメリット・デメリット

円安では

  • 材料コストの増加で材料増加インフレーションが起こる。
  • 輸出有利で好況です。

円高のメリット・デメリット

円高では

  • 材料費が値下がりし、デフレーションが起こる。
  • 輸出が減少し、不況が起こる

の損得があります。

輸出ダンピング

輸出を伸ばすために、自国の貨幣価値を故意に減らすことを為替ダンピングといいます。
2022年円安が進んでいますが、
どう考えても為替には介入しない、サイレントダンピングをやっているといえてしまうでしょう。
ありとあらゆる政策が円安を招くように仕組んでいます。

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