インフレーションとデフレーション-物価とは関係ない??-

インフレーションやデフレーションは、
物価高騰や物価下落だと思ってませんか?
今日は正しい定義をお伝えします。

フレーションとは?

フレーションは英語のFlatの名詞形ですね。
つまり、フレーションは平らな状態です。
おそらく、物価が変動なしインフレでもデフレでも無いのでしょう。

インフレとデフレ

InとDeは聴いたことは在ると思います。
接頭辞ですね。

Inは「内向きへ」や「否定」の接頭辞
Deは「外向きへ」などの意味をもつ接頭辞。

日本ではインフレは物価高騰
デフレは物価下落と訳されます。

しかし、平が下がる状態がインフレであるはずです。
物価高騰している時、何かが下がっているのです。

つまり、通貨価値の下落インフレーションだと、
日本以外の国では思われています。

反対に通貨価値の上昇デフレーションです。

為替ギャップとインフレ・デフレ

という訳で、中央銀行や政府が何もしない前提で考えますが、
インフレの国は通貨安、デフレの国は通貨高になっている訳です。

たとえば同じバナナが100円で買える国と
140円で買える国があります。

1円あたりのバナナの価値は100円のほうが大きい訳ですよね。
同じ通貨の国はあまりないかと思いますが。

たとえば、日本とアメリカの話をしましょう。
アメリカはインフレ率8%、日本はインフレ率2%だとします。

ということは、相対的に日本円の価値が上がっていっています。
ドルの価値は薄まっていっていますね。

1ドルで買える品物が減っていっていますから。

ということは、
基本的に中央銀行が何もしなければ、
比較的デフレの国は通貨高に長期的になっていきます。
比較的インフレの国は通貨安へと長期的になっていきます。

2022年の円安・ドル高の理由

さて、ここで問題が出てきました。
「今は円安じゃないか?」
そんな質問が出ても仕方ないでしょう。

それは中央政府の金利差にあります。
同じ金利であれば、当然、円高・ドル安の方に進むでしょう。

しかし、100万円の金額のお金を銀行に預けた場合、
金利差があるため、
アメリカの銀行で寝かせておけば、1%ぐらいは利息がつくかもしれません。
日本の銀行だと0.01%が関の山でしょう。

なので、ドルに変えたほうがいいのです。

なので、
円安・ドル高を日本政府が変えたいのなら、
金融口座に利息を国籍問わず補給するだけで、
ぜんぜん違う結果になると思いますが、
政府も中央銀行も動きませんね。

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