ルソーの「社会契約論」人間の自然状態は「自由・平等・平和・独立」

ルソーはロックのあと、社会契約論を1762年に書き表しました。

ルソーは間接民主制を否定して、直接民主制こそ至高であると説きます。

人間の自然状態はロックが「自由・平等・平和」でしたが、ルソーはそれに独立が加わった「自由・平等・平和・独立」としています。

ルソーは共同社会では公共の利益を図る一般意志が尊重されて、すべての人民が政治に参加する直接民主制がいいとしました。すべての人民が政治に参加することで一般意志がはたらき、公共の利益が図られるとしたのです。現状、直接民主制の国は存在していませんが、最終的にはルソーがいう直接民主制の制度が民主主義の究極の形として提起された訳です。

ということで、ルソーはロックとは異なり、間接民主主義を否定しており、国民の直接参加を理想にしている点でロックとは思想が異なります。

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